第67回日本平滑筋学会総会(2025)
基本情報
- 会長:渡辺 賢(東京都立大学大学院 人間健康科学研究科)
- 副会長:眞部 紀明(川崎医科大学検査診断学)
- 会期:2025年8月22日(金)~23日(土)
- 会場:東京都立大学荒川キャンパス
- ホームページ:第67回日本平滑筋学会総会
会長ご挨拶
第67回 日本平滑筋学会総会の開催にあたって
学術集会(JSSMR67)は、東京都立大学荒川キャンパスにて、2025年8月22~23日に開催いたします。
日本平滑筋学会は、日本医学会に所属する設立65年の歴史を持つ伝統ある学会です。主に医学、薬学、獣医学、農学、理学、健康科学などの大学、ならびに病院や研究施設に籍を置く研究者が会員であり、基礎医学研究者と臨床医が一堂に会する特色ある学会でもあります。平滑筋は内臓を構成する筋肉細胞であることから、本学会には循環器系、消化器系、泌尿生殖器系など広範な領域の研究者が集い、平滑筋細胞のみならず平滑筋細胞と密接な機能連関を持つ内皮細胞や神経細胞、カハール介在細胞、免疫炎症担当細胞に主眼を置く研究など、ひろく内蔵運動の生理・病態について発表・議論が行われる学会です。
第67回を迎える本学会学術集会テーマを「臓器のうごきが健康を守る!」といたしました。
本学会では、これまでも平滑筋のみならず、平滑筋臓器の働きに直接かかわる神経・内皮細胞・間質細胞などの機能も併せて活発な討論が行われてきました。一方で、平滑筋臓器は骨格筋や心筋などの他の体・器官の動きとも密接な連関があります。そこで、それらの知見を統合して、正常な身体・臓器の動きとその破綻の実態を明らかにすることが求められています。
以上を踏まえて、本学術集会では体全体の動きにおける平滑筋・平滑筋臓器の意義について様々な視点から議論し、平滑筋研究の立ち位置を広い視点から確認すると共に、健康長寿社会の構築に向けて本学会の研究力を結集して貢献する礎を築きたいと考えます。
本学術集会では、香川大学医学部・自律機能生理学平野勝也教授に特別講演をお願いいたしました。また、基礎系と臨床系からの企画シンポジウム、若手の会主催の企画シンポジウム、企業ご共催によるランチョンセミナーやシンポジウムなどを企画しています。
基本1講演会場、1ポスター会場とすることで参加者が一堂に会し意見交換できるように計画しています。ただし、海外在住者、育児・介護・自身の健康状態等により対面参加が難しい方に限り、オンラインでの参加を認めることに致します。さらに、許諾を得られた口演発表については一定期間のオンデマンド配信も計画しております。
多くの方々にお越しいただけ、熱気のある大会となるよう努める所存です。多方面の方々にも参加していただける内容といたします。甚だ僭越ではございますが、どうぞ、大会成功にお力添えをいただけますよう、お願い申し上げます。
第67回日本平滑筋学会総会
会長 渡辺 賢
(東京都立大学大学院 人間健康科学研究科)